１２話 ページ15
＜A視点＞
ピピピピ ピピピピ
部屋中に響き渡るアラーム
時間は６時
A 「憂鬱な一日がはじまる…」
ほんとうは
今から楽しい一日が
はじまるって言えたのに
学校の事を考えると
凄く憂鬱な気持ちになる
しぶしぶ身体を起こし
顔を洗い、鏡を見る
疲れ果てた顔
こんなんじゃダメや！！
まだ始まったばっかり！！
１日で折れてどうするんや！
A 「今日こそは！友達作るんや！」
気持ちを上げて
朝食を作る
A (今日は果物食べたいな)
そう思い果物を切るために
包丁を手に取ったが
A 「いたっっ！！」
母 「ちょっ大丈夫！？」
手が滑り左手首を切ってしまった
私の叫び声に
お母さんが駆け寄る
母 「はい、これで大丈夫」
A 「ありがとう、お母さん」
母 「怖いから、朝食は私が作るわ」
A 「ごめんね、ありがとう」
お母さんに手当をしてもらい
朝食も作ってもらう
A 「うわぁ、痛そう」
左手首を見ると
包帯でぐるぐる巻きに
されていてとても痛そうだった
まぁ服で隠れるし大丈夫か！
よし！お母さんが作ったご飯を食べよう！
A 「じゃあ、いってきます！！」
母 「いってらっしゃい！」
朝食を終え家を出て
いつもの待ち合わせ場所に向かう
由良 「あ！A！おはよ〜」
A 「由良ちゃん！おはよ〜」
由良ちゃんと出会い
一緒に学校に向かう
由良 「そういえばA、友達できた？」
A 「え？あ〜…えっと」
由良ちゃんに聞かれ
固まってしまう
どうしよう
これで できなかったと言ったら
また心配かけちゃうかも…
もうこれ以上由良ちゃんに心配
かけたく無い
もう嘘をつくしかない！！
A 「もちろん！！」
由良 「ほんと？良かった！」
私の言葉に由良ちゃんは
安心した笑みを浮かべた
A (由良ちゃん、ごめんね)
私は罪悪感に襲われながら
由良ちゃんと学校に向かった
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
