１５話 ページ18
キーンコーンカーンコーン
ロボ 「じゃあ、午後の授業も頑張ってな」
A 「はい！」
授業の予鈴が鳴り
ロボロさんと別れる
ロボロさんと話せたのがうれしく
すごい上機嫌で教室に戻り
席に座る
A (ロボロさんと友達になりたいな〜)
？？ 「随分とご機嫌ですね」
A 「え？」
声をかけてきたのは
隣の席の男の人だった
え？なんで？
理解が出来ず固まってしまう
？？ 「これ、あなたのですよね？」
A 「え……あああああ！！いつの間に？！」
隣の席の人が持っていたのは
"入学式で友達を作る方法book"
お、落としてたんだ
全然気づかなかった
A 「あ、ありがとうございます」
ショ 「…初めまして、隣の席のショッピです」
A 「へ…？？」
急に自己紹介をされて
固まってしまう
今朝まであんなに冷たかったのに
ショ 「初対面の人には自分から名乗るんですよね？」
A「へ……あ、そ、それ…」
ショ 「中身ちょっと見ちゃいました。怒ってます？」
A 「お、怒ってないです！えっと、神宮寺Aです！」
ショ 「ふっ、良かったです。ほら仲間の印の握手しましょ？」
そう少し微笑みながらショッピさんが
手を差し伸べる
な、なんか…友達できちゃった…
どうしよう、混乱と嬉しさが混ざってる
A 「よ、よろしｋ…ちょ、へ？！ ショ「これなんなんすか？！」
ショッピさんと握手をしようと
右手に本を持っていたため
左手を伸ばすと
今朝怪我した所を見られてしまった
ショ 「Aさん、これどうしたんすか？！」
A 「…えっと…その……(料理しようとしたら手を滑らせて包丁で)…切っちゃいました…」
ショ 「……どういうことや…」
A 「あの！誰にも言わないでください」
もっと可愛い感じで
怪我したならまだしも
私の怪我はただただダサすぎやろ
こんなん誰にも言えへん
ショ 「……安心してください、誰にもいません」
ショッピさんは
真剣な顔でそう言ってくれた
ショッピさんがいい人で安心した
この後、ショッピさんと
連絡の交換をしたのは
また別の話
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
