４０話 ページ43
トン 「いや、あの…」
モブA 「ほら行こ！」
モブB 「はい！決まり！」
この人
トントンさん断ってるのに
しつこいな！！
A 「あの！！トントンさん困ってますよ！！」
モブAB 「？？」
我慢できず私は
2人に反論した
モブA 「 …お兄ちゃんとそんなに一緒にいたいの？」
モブB 「うわ、ブラコン〜」
あ、私の事
トントンさんの妹って
思ってるんだ笑
妹なんて一言も言って
無いのに
A 「ブラコンで悪いですか？！お兄ちゃん困ってるんですからやめてください！」
でも丁度いい
妹じゃないのに
2人に絡んだら
絶対目をつけられるだろうし
今は妹の振りをする事にした
トントンさんはと言うと
凄い困惑してる
ごめんなさい、トントンさん
モブA 「なにこの子」
モブB 「ねぇ見てこの子の左手首」
クスクスと私の方を見て
笑っている
私の包帯がされている
左手首を見て
モブA 「その包帯なに？まさかリスiカ？？笑」
モブB 「そういう系？てか顔も足もボロボロじゃん笑」
私にしか聞こえない
くらいの小さな声で
2人はクスクス笑う
それと同時に窓に
映った自分の姿が
目に映った
顔には大きなガーゼ
傷だらけのボロボロな足
とても女の子と言える姿
じゃなかった
A 「あ、……」
私は急に自分の姿が
恥ずかしくなり
手で顔の怪我を隠した
モブA 「あ、隠した隠した笑」
モブB 「今更遅いっての〜笑」
クスクスと私を馬鹿にする
笑い声が聞こえる
どうしよう
穴があったら入りたい
悔しい…
悔しさのあまり
私の目は少し潤んでしまった
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
