５話 ページ6
由良 「A、元気だしてよ」
A 「だってぇ、」
入学早々、生徒会と話し
女子に嫉妬の目を向けられ
生徒会にも目をつけられただろう
最悪のスタートだ
由良 「てか、私とA…クラス離れるね」
A 「え？なんで？！」
由良「だって私推薦だし、推薦と一般入試の人とはクラス離れるって聞いたからさ」
そうだった、由良は推薦だったっけ
え？まってそうなると…
私1から友達作りしなきゃって事？！
由良 「A、友達つくれる？」
A 「… ……ふっふっふっ！」
まぁ普通なら絶望に襲われるだろう
でも私は違う！
こんなこともあろうかと準備してきたのだ！
A 「これを見なさい！」
ドヤ顔をして友に見せたのは
"入学式で友達を作る方法book"
と書いた本だった
これを毎日読んで準備はバッチリだ！
A 「これで(友達作りなんて)余裕だよ！」
由良 「ちょ、なにそれ」
この本を見せた瞬間
由良は腹を抱えて笑っていた
なんで笑ってるのか正直理解ができない
私が分からずきょとんとしてると
笑いが収まったのか少し心配そうな
顔をして私を抱き締めた
A 「由良どうしたの？」
由良 「あんた凄い鈍臭いし私が見ないうちにどっかでヘマやらかして死んだりしそうで怖いよ」
そう言って私の肩に顔を埋める
確かに私は鈍臭いし
何かに夢中になったら
周りが見えなくなる
そのせいで1度車に轢かれそうになった
それが由良にとってトラウマらしい
良い友達を持ったよ、私は
これ以上心配かけるのはダメだ
A 「大丈夫！心配しないで！」
由良 「…今回はこの言葉を信じるか」
そう言い友と離れ自分の教室に向かう事にした
？？ 「は…？どういう意味や…？」
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作者名：ミルク | 作成日時：2024年2月29日 21時
