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貴方side
しかし驚いた様な顔をしながらも、気を遣ってくれたのだろう。
彼等は足早に退出していった。そして食堂には私とグルッペンだけになってしまった。
二人になりたい、だなんて一体どう言うつもりだろう。疑問符を浮かべて彼を見上げる。
彼は笑みを浮かべた後、緩慢な動作で口を開いた。
Gr「Aは俺の妻になる。その上で必要な書類を書いたり、他国に紹介したりと色々あるが…。その前にやるべき事がある。何だか分かるか？」
楽しそうに笑う彼からの問い掛けを考える。必要な書類を書くのと、他国に紹介するの以外にやる事。
始めにやっておくべき事、このタイミングで彼が言う事は…。
『生活必需品の買い出し…でしょうか。』
そう言うと彼は私の頭を撫でた。どうやら正解だったらしい。
Gr「城に商人を呼んでも良いのだが、Aにもどうせなら俺達の城下町を見て欲しい。一緒に城下町に行かないか？」
了承の返事をして、差し出された手に手を重ねると彼は嬉しそうに笑った。
そんな簡単に総統が外出して良いのだろうか。護衛を付けるぐらいしないと危ないのでは？
しかし彼を見ていると不思議と大丈夫な気がして、問い掛けるのをやめてしまった。
途中で抜け道を使って、城の外に出る。せめて服は着替えようと言う私の要望が聞き入れられ、簡素な服になった。
これなら貴族ぐらいに見えるだろうと安心し、城下町に行く。そこには目を引く様な店が沢山あった。
Gr「はぐれたら危ない、手を繋いで行こう。」
確かに人の量が多く、私みたいな子供は直ぐにはぐれてしまいそうだ。
彼に手を引かれるまま歩いて行く。どんどんと変わる景色がとても綺麗だ。
Gr「さて、まずは何処から行こうか…。家具や服、靴、それから雑貨も必要だな。Aは何処から行きたいんだ？」
何処からでも良いが、折角聞いてくれたのにそれは失礼だろう。
『それでは…家具から見に行きましょうか。』
そう言うと彼は不機嫌そうな顔をした。…何か、間違えただろうか。
Gr「夫婦になるのに敬語は可笑しいやろ。敬語禁止！分かったな？」
『は…う、うん？』
敬語を使わないのは久し振りなので、多少違和感がある。しかし怒っていた訳では無い様で良かった。
そんな事で拗ねるだなんて、総統なのに子供っぽい所もあるんだな。
満足気な彼に手を引かれて入ったのは、高級そうな家具が置いてある店だった。
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rie(プロフ) - シベリア送りにすんぞさん» そんなに満足して頂けるとは…！此方こそ見て下さってありがとうございます。 (2022年4月1日 9時) (
レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
シベリア送りにすんぞ(プロフ) - 映画のような満足感がありました！神作を作ってくださりありがとうごさいました…！ (2022年4月1日 1時) (レス) @page22 id: 2d0c104609 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - 狐の巫女さん» そう言って貰えると嬉しいです！これからも執筆を頑張りますので、良かったら応援して下さい！ (2022年3月31日 19時) (レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - ロクロさん» ありがとうございます！他の作品も良かったら見ていって下さいね！ (2022年3月31日 19時) (レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女(プロフ) - 完結おめでとうございます！案外ハマってしまった…(￣▽￣;)お疲れ様です！これからも応援してます(*^^*) (2022年3月31日 19時) (レス) @page22 id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
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