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貴方side
ベッドや机やクローゼット等、色々な家具が置かれている。恐らく全て高級品だろう。
私の部屋は質素だったので、こんなに豪華な物は使った事が無い。
『そう言えば、私の部屋ってどうなるんで…どうなるの？』
つい敬語を使いそうになるのを言い直して、彼に問い掛ける。
Gr「そりゃあ、同じ部屋に決まってるだろう。夫婦なんだゾ？」
然も当然の様に告げる彼。同室なのか…それなら二人で使える家具を選ばなくては。
どうやら彼の今使っている部屋を空き部屋にして、新しい部屋を使うらしい。
Gr「今の俺が暮らしている部屋は、二人で住むには狭いからな。家具も一人用だし。」
つまりは家具も全て新しくするらしい。やっぱり総統ともなればお金持ちなんだな。
彼も一緒に使う家具ならば、あまりに安物では駄目だろう。しかし高級過ぎても…。
悩んだ末に買ったのは、黒色を基調とした広めのベッド、小さめの木製の机、大きめのクローゼットと棚、シンプルなドレッサーだった。
代金は彼が現金で一括払いをしてくれた。購入した家具は今日の内に城に届く様だ。
その後も彼と必要な物を買いにお店をまわった。私の服に至っては、彼が必要以上に買い込んだ。
綺麗なドレスやワンピース、ズボンや長袖の服、それから軍服の様な物まで。
そんなに着る機会があるかは分からないが、彼が満足そうなので別に良いか。
大体の買うべき物は買えた様だ。久し振りに楽しいと思った様な気がする。
Gr「もう買う物は無いな？それなら少し休憩しよう！俺のよく行く場所があるんだ。」
心なしか先程より嬉しそうな彼。着いた先は落ち着いた雰囲気のカフェだった。
そこまで混んでいなかったので、直ぐに店内に入れた。二人席で向かい合う様に腰を下ろす。
Gr「この店は何と言ってもデザートが美味いんだ！特にパフェとこのケーキがオススメで…。」
どうやら彼は甘い物が好きらしい。目を輝かせてメニューを見る彼に、微笑ましい気分になる。
注文をしなくてはいけないが、彼は未だに二つのスイーツで悩んでいる様だ。
『それなら…私がこのケーキを選ぶから、グルッペンがそのケーキを選んだら良いんじゃないかな？』
半分ずつ食べたら良い、と言う提案をした。咄嗟に思い付いた案だが、彼は納得した様子だ。
注文すると直ぐに運ばれてきたデザート。彼は幸せそうに頬張っている。
一口食べてみると、それは確かに美味しかった。
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rie(プロフ) - シベリア送りにすんぞさん» そんなに満足して頂けるとは…！此方こそ見て下さってありがとうございます。 (2022年4月1日 9時) (
レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
シベリア送りにすんぞ(プロフ) - 映画のような満足感がありました！神作を作ってくださりありがとうごさいました…！ (2022年4月1日 1時) (レス) @page22 id: 2d0c104609 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - 狐の巫女さん» そう言って貰えると嬉しいです！これからも執筆を頑張りますので、良かったら応援して下さい！ (2022年3月31日 19時) (レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - ロクロさん» ありがとうございます！他の作品も良かったら見ていって下さいね！ (2022年3月31日 19時) (レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女(プロフ) - 完結おめでとうございます！案外ハマってしまった…(￣▽￣;)お疲れ様です！これからも応援してます(*^^*) (2022年3月31日 19時) (レス) @page22 id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
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