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貴方side
ここ半年ぐらいは触れていないが、久し振りに扱いたくなってきた。…彼に頼めば出来るだろうか。
銃でも剣でも良いから、戦闘訓練をしたい。そうでないと感覚を忘れてしまう。
私の頭はすっかり戦闘訓練でいっぱいになっていた。外の光景を見ながら、期待を膨らませたのだ。
Gr「戻ったゾ…って何を見てるんだ？」
どうやら彼が戻ってきたらしい。私は外の光景を見ながら、兵士の訓練を見ていたと伝える。
『私も少しは剣が扱えるから、久し振りにやってみたいなと思って。』
そう言うと彼の目が輝いた。何故だか興味津々と言った顔で、此方に詰め寄ってくる。
Gr「Aは戦えるのか！？それは素晴らしい、是非とも今度見せてくれ！」
まさかここまで食い付くとは思わなかった。…しかし自分から提案しておいて何だが、まだやる事は残っている。
残念ながら当分は出来ないだろうが、近い内に出来る事を願っておく事にしよう。
それからは忙しい日々だった。式場の準備をして、その日の為の予行練習や、勉強。
数日でその全てを終えて、ついに今日は式の当日だ。今は式が始まる二時間前。
ドレスを着て、メイドさんに化粧をして貰う。自分には勿体無いぐらいに綺麗なドレスだ。
白色の生地に所々金糸がつかわれており、胸元と腰の辺りには真っ赤な薔薇の飾りが付いている。
髪の毛は後ろで軽く結わえてある。肝心の顔は、軽く化粧をするだけらしい。
鏡を見ると綺麗に整えられた自分の姿があった。ここまで豪華に着飾った事が無いので緊張してきた。
まだ幼さの残る自分の顔は、少しだけ幸せそうに見える。…今更ながら背が低いなと思う。
20歳の時よりも、15cm程は縮んでいる。元からそこまで背が高い方では無いが…。
あまりに幼い妻を娶ると、w国自体が舐められてしまいそうで心配だ。
子供を重役に付けた事で扱い易いと思われたら困る。今になって漸く、自分の立場の重さを理解した。
もう直ぐで式が始まると言うのに、こんな気持ちでいる訳にはいかない。
自分を叱咤して、落ち着きを取り戻す。扉の向こうからは話し声が聞こえてきている。
w国の総統が結婚、と言う事でかなりの人数が集まった。この式で私への評価が決まる。
深呼吸をすると同時に、私の入場を知らせるアナウンスが会場で響いた。
ベールを被ると扉が開かれる。中からは小さな声しか聞こえてこない。
鳴り響く心臓の音を抑える様に、私は足を踏み出した。
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rie(プロフ) - シベリア送りにすんぞさん» そんなに満足して頂けるとは…！此方こそ見て下さってありがとうございます。 (2022年4月1日 9時) (
レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
シベリア送りにすんぞ(プロフ) - 映画のような満足感がありました！神作を作ってくださりありがとうごさいました…！ (2022年4月1日 1時) (レス) @page22 id: 2d0c104609 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - 狐の巫女さん» そう言って貰えると嬉しいです！これからも執筆を頑張りますので、良かったら応援して下さい！ (2022年3月31日 19時) (レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - ロクロさん» ありがとうございます！他の作品も良かったら見ていって下さいね！ (2022年3月31日 19時) (レス) id: 61911b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女(プロフ) - 完結おめでとうございます！案外ハマってしまった…(￣▽￣;)お疲れ様です！これからも応援してます(*^^*) (2022年3月31日 19時) (レス) @page22 id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
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