111話 ページ11
？？時間後
ロボロの部屋
「……ん、…」
酷い頭痛と倦怠感
亀の速さで目をければ、知らない天井が
広がっていた。
「ｯ！」
飛びあがろうとした瞬間
右の手首がぐっと後ろに下がる。
壁と手錠で繋がれていた、
ご丁寧に輪に綿をつけて。
あ、私。捕まったんだ
ついにc国に
…
「…もうダメだ…」
なんにも出来なかった。
なんにも、…なんにも…
？「何がダメやねん」
「？！……え、…」
「ロボロ、さん…？」
顔布を外し、楽な格好の彼が
そこに経っていた。水やタオルを
持って何しに…？
rbr「A、ここは俺の部屋」
rbr「俺が手刀で気絶させて、連れてきた」
rbr「勿論グルッペンの許可済み」
「…帰してください、仕事しなくちゃ、」
rbr「…自分の体」
「…？」
指さされた体は、何の変哲もない
至って貧相で惨めな女の体だ
何が、変なんだ
rbr「そんなにボロボロになった奴を仕事させたら効率悪いやろ」
rbr「…それにわかっとる？」
rbr「Aがそんなに追いこまれることこそが、c国の作戦なんやで」
「！…」
rbr「…幹部から愛されてるAが」
rbr「自滅した。」
rbr「そしたら、俺らの戦意は消失」
rbr「そこをたたく」
rbr「…やから、俺らのためにも休め」
「…」
「私は、愛されてませんよ」
「ただのコネ幹部。ただの女」
「戦意は消失しません」
何を言ってるんだろ、この人
愛されてるとか、ほざいて
血が急騰し副作用の頭痛に
頭をかかえている手に、暖かな
質量が添えられた
その手の先には、悲しそうな
悔しそうなロボロさんがいて
rbr「…気づいてよ」
rbr「俺らが、どんだけ君のことが必要なのか」
rbr「……とりあえず、休んとってな」
rbr「この部屋は安全やから」
rbr「俺は、向こうの部屋で仕事しとる」
rbr「なんかあったら、呼んで」
「…」
ロボロさんに触れられても記憶を見なかった
なにか条件があるのだろう
…
何が、愛されてるだよ。…
───
？？
os「君の計画は、失敗しためぅね」
os「残念、悔しい？」
部屋の先に居るあいつは、無言
あまりの悔しさにいつもの《煽り》すら
わかないんだろう
腹が立ってきたので、左足で扉を
蹴る。しっかり蹴られた後があるのを確認し
教会に戻った。
あいつの作戦の1つ目は、失敗させた
…
2個目も、防いでやる
───
メモ
スパイが誰とか考察とか
こっそり教えてください
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
