116話 ページ16
「…少し、だけですよ」
「幹部間での恋愛は禁止ですし」
syp「…ありがとうございます…」
Aさんを抱きしめた。
暖かかった。女をだいたことはあるが
こんなに優しくて儚い人は初めてだった
ほんまに好きだ。愛している
Aさんのいない世界にはきっと
俺が吸える酸素なんてない。
それくらい好きになってしまったんや
syp「…ほんま細いですね」
「…」
記憶が流れてきた。
劈くような景色に目が眩む
何の変哲もない私が死ぬ姿だ
気持ちの悪いただの夢だ
syp「…ありがとうございました」
syp「…好きです。」
syp「結婚なんて望んでへん」
syp「やけど、あんたを俺は守ります」
syp「それくらい、許してくださいね」
「…」
吐き捨てられた言葉を拾い上げる手が
止まる。彼は、スパイではなかったのか？
ほんとにただの好意なのだろうか
「…ま、それより」
スパイの有無はオスマンさんが知ってるはずだ
彼に従えばその問題は大丈夫ならず
…今は、自分がしなければならないことを
するだけだ
───
監視室
rbr「なんで俺のAに触っ飛んねん」
腹が立つ。お前、戦争参加したことあるやろが
勝手に告白しやがって。ゾムも俺も我慢して
たんやぞ！
あの紫の泥棒猫をカメラで
睨みながら今後の策をねる。
元に戻った自室はもの寂しく
あと1日Aがいてくれたらな、なんて
下賎なうわ言を呟いてしまった。
rbr「とりあえず、明後日にオスマンの交渉な」
rbr「c国は、この移動を狙うはず」
rbr「…周りにゾムとコネシマ。兵士を配置させとこ」
オスマンとAを絶対に殺させない。
2人とも俺らにはいなくてはならない存在なんや
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
