117話 ページ17
2日後
C国内教会にて
「…」
夥しい程の兵力が私たちを取り囲むと
見越していたが、教会にはまるで平和だと
主張するかのように信者がいるだけで
銃音1つ聞こえない。
オスマンさんも流石にこの静けさを
想定はしていなかったらしくいつもより
進む足が早かった
?「やぁやぁ、お待ちしておりました」
?「オスマン様。」
?「我々は、貴方様のお帰りを心よりお待ちしておりました」
?「さぁ、奥のお部屋に集まりましょう」
os「…」
───
謎の部屋
?「オスマン様。と…護衛」
?「そこにお座りくださいまし」
?「下のものが菓子を持ってまいります」
os「…」
手の前の白い服をきたおっさんは
神様をみる眼差しで俺に付きまとう
俺と2人きりを味あうためAの存在を
無視して話す姿に反吐がでそうになる
下のもの、と言われた若い女が
胸を揺らしながらオレンジ香る紅茶と
茶菓子をもってきた。ほんまに
戦争しとるんやからな?
?「では、オスマン様」
?「ごゆっくり」
「…」
バタン
鍵の音はしなかった。扉は
空いているはず
男は、オスマンさんが持ってきた
C国の数々の悪業や隠滅を脅しにした
休戦への話を無視して
いつこの宗教に入ったか、
貴方がどんなにすごいひとなのかを
語る
…はっきり言って時間の無駄だ。
同感してくれたオスマンさんも
立ち上がり
お話になりませんね、と
帰ろうとしたその気だった
バタン
os「…」
「…へ」
今のさっきまで話していた男が
泡を吹いて倒れた。オスマンさんが
脈を確認するがもう止まっているらしい
はっとした
が遅かった。
扉は閉められてあり
窓をあければ落ちたら確実に死ぬ
景色だった。轟々とした風が
私の頬を1撫でし、過ぎ去っていく
しまった。
os「…やらかしたわ。すまん」
「…いえ。今はやることをやらなくては」
簡易的な検査で男は毒を自ら
煽っていたらしい。このタイミングで
死ねるように自分で
宗教とは作れないほどの強い依存に
吐き気がした。死んだ体は、カメラや
補聴器がないかを体内隅々まで調べ
部屋の隅に投げ捨てた
os「…見た感じ監視カメラは無い」
os「恐らくこの部屋は、俺らを捕獲するためで」
os「…俺らが瀕死になるのをまつ独房や」
「…」
監視カメラはない。つまり
私たちの会話、行動は見る必要が無い
なぜならこの場所を逃げ出すことは不可能だから
…
腹が立つ
488人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます! (4月28日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます!!楽しく読ませていただきました! (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねー… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう? (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年3月22日 15時