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119話 ページ19

「…」

オスマンさんが、私を好き…?
何をふざけてるんだ。

彼は、目を見開いて
意味不明な文章を唱える。c国に
聞かれてるかもしれないのに


os「なら、なんで俺がAを嫌いと思ったん」


「…オスマンさんは私の考えなんて
点を取るようにわかるはずです」
os「…」

「…なのに薬を飲ませて自白させたり、
触って欲しくないのに触るし、
いつも焦らすようなことばっかいうので」


「…オスマンさんは、私が嫌いなんだと」
「…見透かされるのは、苦手ですし」

os「…」

全部君を助けるためにやってきたこと
だった。そのつもりだった。けど、A
にとってはどれも一つ一つ俺の嫌がらせ

不器用すぎるだろ、俺

体をその場に蹲り、顔を手で隠した。


os「…心配やったもん」
os「…ごめん」
「…」

オスマンさんは、本気で私のことが
好きなのか?、ほんと、に?

「な、ら…今までの行いって、」
os「…意地悪とかやない」

os「初めて遅刻した日はおかしかったから心配した、でもお前は頼らんやん」
os「やから自白剤のませたら2回目の人生って言われて」
os「…君を考えない日なんてなかったわ」


os「…そんや気はしてたけど、……」
os「…んでも、全部の行動が空回りしてたんやなぁ」


「…」

オスマンさんは、肩の力を緩めて
私の手をさすった。
悲しそうなのに、薄く安堵も
混ざっている複雑な表情

初めて見た

os「…好きやで、A」
os「いつも空回りして傷つけて、ごめん」
os「…でも、Aのことが心配なのは、ほんまやから」
os「それだけ、わかってめぅ…」

「…」

os「…」

Aは、言葉を見つけるのに
戸惑っていた。当たり前だよな、
ここも分かってた。わかってたけど
これ以外方法が見つからんかった

「…オスマンさん」
「…幹部間の恋愛は、禁止です」
「…でも、…心配してくれて
ありがとうございます」

os「…」

「…私は頭悪いので、もう少し
素直に言って欲しいです」
「…察せられて、なにかされるより…
言ってくれた方が助かります…」


os「…わかっためぅ」
os「Aの誤解がとけて、嬉しいめぅね」

「…どうも」

まさか、この人が私の事を
好きだなんて思ってもみなかった。
照れるとかそういうのはわからないが
嫌われてないことに安心している

…ほんと、のはずだし

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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます! (4月28日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます!!楽しく読ませていただきました! (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねー… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう? (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年3月22日 15時

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