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103話※強夢主 ページ3

数分後、
グラウンドの真ん中には

女らしい小さな背骨のAと、
男らしい大きな背骨の1番兵が
睨み合っていた。

手の大きさも、足の速さも体力も
何もかも男の兵士が勝っているのは明確

油断こいてる兵士の中には、
上の服を脱ぎ出しているものもいた



?「Aサン。俺、騎乗が好きなんすよ!」
?「よろしく頼みます!」

「…」


kn「…」
kn「武器はナイフ。時間制限はなし」
kn「相手が降参したら終わり」

kn「ええな」

シンプル且つ効率がいい設定に
2人は納得した。

バン

ピストルの乾いた音が
空気を割いた








勝負は、すぐについた。


猪突猛進の男を、死んだような目で
解析

最適な《捕まえ方》を選択
あとは実行

Aがしたのは書類の時と
ほとんど変わらないもの

だが、あたりの空気が固まり
兵士達は空いた口が塞がらない




?「ぐッ、あ”……」

「…降参しませんか?」


女が男を押さえつけていた(一番の兵がまけた)

?「な、なんでだ。なんであのAが…」
?「あいつ女だろ?なんで…」
?「力技とかなかったよな…」


kn「すげーなーAは」

見下していた女に組み敷かれて
悔しさの底で暴れる男だが

Aの仕事内容を知ったら
その指も冷える事だろう


kn「A、そういやこの後なんするん?」

「…この後は、他の人と」
「罪人の指や足を切ってきます」


kn「練習にそれ使ったらどや」
「…降参しませんから、仕方ありませんね」


?「ひっ、何するんだ…!」

男は逃げられないまま
Aに手を掴まられる
添えたナイフの銀色がかがやき

男の恐怖にそまった顔を反射した

「降参、しませんか?」

間髪あけずに銀色の刃が
男の小指に沈んでいく。

まだ切られてないのに
叫ぶ男



大衆の兵士は、青ざめた顔をしていた


?「降参する!いやだ、助けてくれ!」

「…だそうです」

kn「そりゃ、残念やなぁ」



解放された男は、
化け物をみる眼差しでAを
睨む。

それには慣れている彼女は
ものともせずナイフを片付けていた


?「あの女やべぇよ…」
?「押し倒したら、殺されるんじゃ…?」
?「俺、あの兵士に勝ったことないんやぞ…」


kn「A、お前。命令は?」
「…」

Aはため息をはき
自分のことを見下していた兵の前に
立った

「黙って働け」

「以上です」

kn「ほーん、それだけでええんか」
「…」

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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます! (4月28日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます!!楽しく読ませていただきました! (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねー… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう? (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年3月22日 15時

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