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125話 ページ25

テント・医務室

sn「わかった。今行く」
sn「大丈夫、お前は生きる」

鳴り止まない叫び声と、泣き声
真っ赤に染った白衣を振り乱して
治療にあたる。

兵士は、血だらけになっても戦場に
行こうと足を、目を、ジタバタさせる
その天晴れで何も出来ない哀れな姿に、
顔布は意味を成さない。

…大丈夫や、すぐA達がなんとかする

sn「お前の活躍は、あいつらが引き継ぐ」
sn「大丈夫や、もう安心して寝てや」

sn「…大丈夫、A達は戻ってくる」


C国を倒すんや。そしたら、Aの
悪夢も解消される。そしたらそしたら

sn「…」

兵士を楽にするための銃弾を見つめながら
また1つ水滴を落とした

───
関所

ni「…」

A達がいってもう3日か。
月日は長いものやな…

俺の事を、守ってくれたAとゾム
俺はまだ何も恩を返せてへん。
…絶対、死ぬなよ

ni「…俺は、お前らが死なんよう」
ni「この関所を守るから」

ni「ご武運を」

兄さんをリーダーとする特殊部隊は
関所に触ろうとする汚いアイツらを
皆殺しにしていく。その醜い残酷な
仲間のナニカをみて関所を通る敵兵は
着実に減っていったとか

───
前方

sha「おい、チーノ!何してんねん!」
ci「おぐッ……」

sha「チーノ、1人だけ死のうなんて考えんなよ」
sha「死ぬ時は、俺ら全員やからな」

ci「…」

毒瓶は、弾き飛ばされ液体は
土の栄養と化してしまった。
鳴り止まないサイレンや、銃声
そして助けを乞う誰かの声にウンザリしたんや

ci「や、やって…Aさんたちも、いなくsha「あいつらを信じろや!」

sha「大丈夫。あいつらは死なん。あいつらはタフやねん」

sha「信じろ」
ci「……、わが、ってます、よ」

チーノにロケットランチャーを持たせる
泣き止んだ元訓練兵は割れたメガネを捨てて

炎のように輝く橙色の瞳で前を見た

sha「その調子や、コンタクトの方がええんちゃうか」
ci「…いやぁ?眼鏡かけんとイケメンすぎてな」
sha「ははッ」

大丈夫になったな
よかった


───


大丈夫や。大丈夫、だいじょうぶ
あいつらが死ぬわけが無いねん
あいつらが、Aが
死ぬわけないねん

大丈夫、大丈夫、だいじょうぶ









「だいじょうぶ、……、?」

目の前の光景に見覚えがある
なぜ、子供とゾムがそこに居るんだ。
なぜ、子供は


建物の下敷きになってるんだ

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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます! (4月28日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます!!楽しく読ませていただきました! (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねー… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう? (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年3月22日 15時

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