127話 ページ27
あなたの願いを叶えました。
足が不自由な貴方は、軍人として死を遂げる
ことは出来ませんでした。
《軍人として、死ぬ》という夢は果たせませんでしたよね
代わりに今私が叶えます。
殉職してみせます
私よりずっと親への愛が溢れるこの子を
助けます
父上、待っててください
カチッ
爆弾が弾け、辺りが真っ白になった。
大丈夫、この子なら───
───
zm「はぁ、ｯ…はぁｯ…あｯ…!!」
爆発する音が聞こえた。爆発した
Aはあの子供を守った。守ってしまった
夢で見た結果を阻止するために。
子供も死ぬ時そばに居てくれる奴がいて
さぞ安心したよな
せんたく、にはもん、くいえへんのは
分かっとるんやけど
zm「あ"ぁぁｯ…!」
ダメや。逃げれへん
お前を、Aを置いてなんて無理や
足を切り返した時、聞き覚えのある男の声がした
振り返れば、土だらけの、金髪の
kn「ゾムｯ、！」
zm「シッマ、！なんでここに」
zm「ショッピにやられたんか?!」
kn「…」
kn「…お前は知ってたんやな」
kn「…ショッピは、敵やなかった」
zm「は、？」
───
───
ﾊﾞﾝｯ
kn「は、？」
銃弾は俺のスレスレをすぎて土深くに
沈んだ。こいつが外した？ちゃう
なんで
syp「…はい。ショッピです。コネシマの死亡を確認。今から戻ります」
syp「はい。大丈夫です」
kn「…」
ショッピは、俺を真っ直ぐ見つめた
敵の言葉を喋りながら俺をじっと
我々国の時と同じ眼差しで
見つめたあと、どこかに走っていった
ボロボロになった体は何かの爆発によって
吹き飛ばされその後は覚えてへん
───
───
zm「…ショッピが、…」
kn「…悪いが少し離脱する。力がない」
zm「わかった、」
kn「…Aは？」
zm「…」
zm「今から助けに行く」
kn「…殺したら殺すからな」
kn「なんでお前にAをくっつけさせたのか考えろ」
zm「わかっとるわ、」
zm「訓練兵の時の罪は俺は許さんからな」
kn「…」
ゾムは、来た向きに振り返りお得意の
スピードで見えなくなった。インカムによれば
あと少しで救護班が来るらしい
傷が治れば、後方で戦地の指導をするか
kn「…A、」
…A、どうか死なんといてくれ
お前がいないと、
いや、
お前がいない世界を想像できひん
唯一家庭環境が同じだった
俺と同じ、俺を理解してくれるお前がおらんと
鎖がどこにも付けられへんやろ
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
