132話 ページ32
「…」
記憶がまた溢れてきた。
いつもと同じ処刑の記憶だが、
初めて後ろにいるあの人たちの顔をみた
11人しかいなかった。
11人
そして、その中に
鬱さん、コネシマさん、そして
あの男はいなかった。
…
私をスパイに仕立てあげた本物の
スパイだったのか
あいつのせいで、私は死んだのか
誰も確かめようのない確かな怒りと
散々心配や好意をみせた彼への
微かな信頼の崩壊の音に
耳を塞ぎたいほどうるさい女の声が
響いた。
───
C国会議室
？「お疲れ様だよ、ショッピ」
？「君のおかげであの我々国に勝てそうだ」
syp「…」
syp「約束が違うやろ」
syp「俺は、あの人に手を出すなと言ったはずや」
syp「なんであんな姿になってるん」
syp「嘘ついたんか？！あ"ぁ？」
流石の帝王の側近でも
俺の今までにない怒りに肩があがった。
そしてオロオロと弁明するが
火に油、焼け石に水
意味がわからない
？「話によればコネシマは既に我々国が回収してしまったらしい」
？「死んだとしても回収できないなら意味が無い」
？「そしてAは、気絶していたんだぞ」
？「目の前の特上の獲物。
飢えた兵士の選択は致し方ないだろう…」
syp「ならすぐ返せ」
syp「俺は、あの人に手を出さない代わりに報酬以上の情報を提供してきた。やから今勝ってんだろ」
Aさんに
《あなただけは守ります》と言ってしまったのに
貴方だけは守りたかったのに、
側近は段々と怒りを募らせ
ついに爆発した。テーブルを叩き返し
？「お、ま、え、が！我々国に入ったのは
あの女を守るためではなく我がc国に
情報を渡すためだ！」
？「第一、あの女は元幹部の娘なんだぞ？！」
？「確実にあの国に影響を与えることが出来る」
？「そいつを捕まえずしてどうするんだ！」
syp「その代わりに情報を渡してきたんだろ！」
syp「姑息な真似ばっかしやがって！」
syp「もうええ」
syp「返してきます」
？「…お前が逃げれば、お前の家族も全員処分だ」
syp「…」
？「それが嫌なら、…わかってるよな？」
syp「……くそやろう」
俺には一応の家族がいる。
普通の家族父親に母親
Aさんにとって、喉から手が出る程
欲しかったもの
俺らは、
幹部になったせいで、
極楽の自由と鎖を持たせてしまった
…くそが
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
