134話 ページ34
？？
「……処刑台」
syp「ちゃうわ…」
「…見えない」
スパイの匂いが充満するパーカーの
下で何も情報が得られないまま
どこかに連れていかれていく。ご丁寧に
姫抱きをして、止血して
…見世物にでもする気なのか
「…いっそ、ここで殺してくれたらいいんだけど」
syp「嫌です」
syp「…我々国に帰ってください」
「…すでに私の体は、お前たちのせいで
ボロボロ。…ゴミを送り返して嫌がらせ？」
syp「…ゴミやない」
syp「…あんたは、あんたが思うよりずっと宝石なんですよ」
「意味がわからない」
ショッピは、まだどこかに向かって
歩き続ける。周りの温度や空気の雰囲気から
外のような気がする。一体、どこに
syp「コネシマさんを、呼びました」
syp「そこであんたを返します」
「…どういつもり？たとえ幹部でも私を
逃がしたら結構な処分は免れないと
思うけど」
syp「いいんです」
syp「あんたを守るって言いましたよね」
syp「それを実行してるだけですから」
「…」
なぜ、そこまで自分に不利益なことを
しようとする。ただえさえこの状況を
みられたら処分は免れないのに
syp「…好きです」
syp「…あんたが大好きでした」
syp「やから、あの時、抱きしめたあの時は、ほんま…幸せでした」
「…」
「…質問がある」
syp「なんすか」
syp「俺の初恋のタイミングですか」
「それは興味無い」
「…もし君に、神様があらわれて
我々国として生きるか、c国として生きるか
選ばせてくれるのなら、どちらを選ぶ」
syp「…」
パーカー越しのAさんは、俺のことを
おまえ、から君に変えた。涙が流れていることを
隠した口調をなんとか持ちこたえ
本音を吐露する
「…そうか」
syp「…つきましたよ」
syp「…コネシマさん、Aさんを
…お願いします」
kn「お前が返してくれるとは思わんかった」
「ん、…」
コネシマさんらしき人物に
抱きしめられている感覚
タバコの匂いが、かわった
パーカーが剥ぎ取られた。
やはり私の顔の上にいるのはコネシマさんで
右にいたのは
泣いているショッピだった
「…」
syp「それじゃ、俺は戻ります」
kn「死にに行くんか」
syp「…家族を国外に逃がしたあと、ですね」
「…」
syp「それじゃ、」
「…」
「まって」
ショッピくん
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
