【d!】不良を買い取りました！

18話 ページ18

翌朝


ut「…」

今日、俺はミッションがある
Aに挨拶をするという難題や

今まで不良になんて挨拶してこなかったが
この胸騒ぎを解消するために、今日は
やって見ることにした

ドキドキが止まらない7:50
こないかな、なんて俺らしくない態度で
何度も扉を振り返る


それから5分後
いつもより白いガーゼがおおいAが
不機嫌そうにやってきた

なんでいつもみたいちゃうんか！

「…」

ut「え、あ、……」
ut「…お、おは、おはよう…」

「…」

ut「…あの、無視っすか…？」

「…あ、俺に言ってんの？」
「違う人に言ってると思ってた」

「お、おはよ」

ut「！…俺とA以外おらんやん！」
「それもそうね」

Aは、俺を一瞬睨んだあと
いつも通りだるそうにカバンから
教科書を片付けたあと

また眠った。

ut「眠いん？何時にねるん」
「…あんたには関係ないだろ」

ut「あんたちゃうねんけど、名前で呼んでや」
「…」

「…鬱だっけ？」
ut「…人の名前くらい覚えとき？」
「…興味無い」

「…てか、なんで俺に話しかけるの」
「今まで話してこなかったよな」

なんかの図星をつかれた鬱は
目を丸くしたあと薄ら頬を染め

ut「…ええやん、」

「…ま、いいけど」
「…悪い噂ばかりの俺に構って、鬱も同族と思われるかもしれないよ」
「女好きなら、やめといたら？」

ut「…その噂ってほんまなん？」

Aは、それを聞いてバツが悪そうに
そっぽを着き寝たフリをしだした。

答えないってのは、ホンマなんか？
…お前が？

1番の疑問が解消されないまま
イツメンもやってきて2人きりが
過ぎていく

シャオちゃんに関しては、
Aに話しかけたそうにしてたわ

kn「…」

いま、トントンにいるわって言えば
内申点上がるか？…



「…」

お腹すいた…
朝飯抜くと頭がぼーってするから
辛いんだよな

あんまり酷いなら金払って
保健室で寝かせてもらおうか


ウトウトの憂鬱を味わっていると
大っ嫌いで苦手なあの鬼教師の声が
俺の名前を呼んでくる

あー、誰か呼んだな

tn「A！やっとおった」
tn「話あるねん、今からええか」

「…嫌と言えば」

tn「来い」

「…」

鬼教師らしい理不尽の極まりなさ

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