40話 ページ40
放課後
kn「んじゃ、A帰るか」
「…」
sha「えー、いいなー」
ut「ぼくも一緒に、」
kn「貧乏人は口出すな」
ut「ひどいｯ！」
「…」
───
コネシマの家
「…なんだよ、これ」
リビングに広げられるのは
新品の体操服たちで
全てのサイズが2セットずつ
揃っていた。しかも苗字のゼッケン付き。
これだけの労力を俺は払ってない
やめてくれ、と懇願するつもりで
振り向けば
kn「お前の身長なら、このサイズやけど」
kn「…でかいわ」
kn「なら、これで…てか、これのサイズでも余裕あるよな…」
kn「…ま、太らせればええか」
「……ここまでする必要ない」
「なんで、んなことする」
kn「…」
Aは、喜びの表情を一切せず
寧ろ迷惑。やめてくれ、と言いたそうやった
朝飯、弁当、掃除をしてもらったんやから
これくらいして当然やろ、と返せば
首を振ってキッと睨みつけられた
「……コネシマ。弁当を見せるのもやめてくれ」
kn「は？なんで？あいつらむっちゃ褒めてたんやけど。てか、見せるのは俺の勝手やろ」
「……」
kn「見せたくない理由があるなら、
それを言え。」
kn「理由もいわんでこれをしろは、ないからな」
「…」
コネシマは頭がいい。そして口が達者
俺でも納得できる言い方で崖に
追い詰める。
…コネシマに雇われる。という選択を
してしまった数日前の自分をつよく
後悔し、口が苦い。
kn「…」
Aは、何も言わない。
口の代わりに目で訴える。そんなに
嫌なん？なんで、お前は体操服のために
働いたんやろ
kn「…サイズは、これでええな。てかこれしか入らん」
kn「明日には冬とシューズも持ってくるわ」
kn「とりあえずそれもって、今日は帰れ」
「…」
「イメージが、崩れるだろ」
kn「あ？」
Aは、自分の服をつよく握りしめながら
つむじを俺にみせていた。ブツブツと
小さく聞こえてたのもが。段々と
ボリュームを上げてくる
「俺が、不良のイメージが」
「崩れるだろ」
「…理由は、言った。
クビにするなら勝手にしろ」
「対価を払ってないのに、こんなのは受け取れん」
「すまん、帰る」
kn「おい、まて、」
細い腕を掴みあげ、無理やりAの
視線をこちらに持ってくる。
悔しさを煮込んだ顔のAは、
俺を見た瞬間、反射して
「与えないで」
と
逃げていった
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あちき(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます！ (3月26日 23時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
人間 - この作品好きです､､無理しないようにしてください！ (3月26日 23時) (レス) @page34 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - あちきさん» わざわざありがとうございます！これからも応援してます！ (3月26日 12時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ミルクさん» すみません！今治しました💦 (3月25日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - (自称)の部分((自称))にするか｢（自称）＝俺｣の部分の自称の()を消して自称のみにしないと反映されないと思います、分かりにくくてすみません。 (3月25日 16時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月25日 14時
