甘く溶けて ページ13
医務室の先生は居なかったので気長にサボる事が出来た。
サボるって楽しいよね。
sho「先輩なんでそんな物持ってん!?危ないやろ!」
「いやお前らの方が危ないよ。」
時間が過ぎるのは早くもう飯の時間。
姉から手紙が届いたのでオムレツを食べ終わった私はペーパーナイフで便箋を切ろうとしてたのだ。
そしたら後輩組に目撃されマッハの速さでナイフは没収され抱きつかれた。
首締まってるし暑いしスキンシップ苦手だからマジでやめろ。
ut「せ、先輩ほんまに心配させないでや……心臓に悪い…」
「お前らが勝手に過保護になってるだけだろ。」
rb「俺ら先輩がほんまに大切なんよ。」
「お前ら見習えよ後輩ってこいうもんだぞ。」
ロボロ君はちゃんと距離感を分かってくれ、抱きついて来ないので今のところポイントが1番高い。
コネシマも生意気なところが可愛いく弄るのが楽しかったのに、なんで病んじゃったんだよ……!
お母さん悲しい!
ut「先輩、僕のこと嫌いなん?」
「えぇ?」
ut「正直に言うてや。先輩僕のこと嫌いなんやろ?」
「可もなく不可もなくですかね……」
やっと後輩組が落ち着いたかなぁ、と思った矢先だった。
鬱は急に顔を近づけて来たかと思ったらメンヘラ発動しやがった。
いまの鬱と目を合わせてはいけないと思っているのに何故か逸らせない。
待ってこいつ左目個性発動してんじゃん。
ut「なんで先輩は俺のこと拒絶するん?俺は先輩のことほんまに好きなんに。」
「いや自分が自分を1番愛してるから…」
ut「それは他の人に本当の自分を知られるのが怖いからやろ?幻滅されるんやないかって。だから本当は愛してほしいのに自分で頑張って埋めてるんや。」
「そ、そげんもんじゃないし……!」
鬱から早く逃げないと。そう思っても体が言うことを聞いてくれない。
だんだん頭がぼーっとしてきて考えられなくなってきた。
図星を突かれて焦ったのもあり、より分からない。
脳が甘い熱に溶かされていく。
ut「俺は本当のAも愛してるで?本当は臆病で優しいのに、それを隠してるところが可愛ええよな♡」
鬱の柔らかく熱を持った瞳に目を奪われていると、傍で見ていた後輩組がやっと鬱を止めてくれた。
kn「大先生、流石にここは目立つから移動するで。」
ut「ん、せやな。」
やっぱりこの後輩ら嫌いだわ(怒)
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あまね(プロフ) - やみかんじるすき (9月2日 20時) (レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
バツマルくん大好き(プロフ) - こんな展開になるんですね!初コメ失礼します! (8月14日 3時) (レス) @page27 id: 7609bdf14d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - d!様ヤンデレ尊い(遺言) (8月13日 12時) (レス) @page24 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - とっても面白いと思います!あともう気付いているかもしれませんが、顔面が画面になっています。ページ二十ーの終わり十五行ら辺です。とても面白いです!これから応援します!次の最新楽しみに待っています! (8月11日 19時) (レス) @page21 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
役 - 一気読みしました!続きが気になるところ!!!主の性格もD!様のヤンヘラ表現も最高です!!!!! (8月10日 22時) (レス) @page16 id: d3098ec589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見酒 | 作成日時:2023年8月8日 7時