喉焼けする程の甘さで ページ14
すぐに逃げようとしたがその前に狂犬組に素早く拉致された。
あいつら誘拐犯でも目指してんのか？
sho｢これで邪魔されへんな。｣
さてさて皆様後輩達による尋問、開始ですよ。
ut｢俺たちはAの中まで骨の髄まで深くたーっぷり愛してるんやで。｣
また始まった。
鬱は個性を発動し目を逸らせないように私の頬を包みこむ。
鳥肌やばいしキモいし逃げたいけど、それは後ろから強く抱き締めるシャオロンによって叶わない。
皆さん抱き締めるですよ。締めるですからね？ここ重要。
｢先輩つけろって言ってんだろ。敬え。｣
sho｢先輩後輩関係なく、Aの事が好きで大好きで堪らないんよ。｣
私の左手を優しく心底愛おしいという風に握るシャオロンは控えめに言って狂気の沙汰だ。
しかもここに居る全員この私に個性使ってやがる。
なぁんでこういう時に三強は居ねぇかなぁ??
こいつらの個性はヤンデレになると厄介だから嫌だ。
rb｢先輩の事が大切なんよ。何よりも大切で、先輩の為なら何だってしてみせるで？｣
｢あ？だったら解放しろや。｣
可愛いと思った後輩がヤンデレだったのに先輩ショックを隠せないよ。
しかも鬱の個性で思考が鈍ってるのに、ロボロ君が耳元で甘くもっと溶かすように囁く。
吐息が耳にかかって、無駄に良い声が鼓膜を震わせ頭に響きじんわりと熱を持つ。
これ、本格的にヤバいかもしれない。
kn｢愛なんて分からへんと思ってたけど、アンタのおかげで分かったわ。この気持ちは本物やで。本気で愛してるんや。｣
今の私に愛してるなんて言うな。
思わず飛び込みたくなる狂愛は危ない魅力を放って私を誘う。
洗脳されてるなんて分かってるのに、喉はカラカラで言葉を発せない。
それは洗脳のせいか、私が揺らいでるからか。
この愛に溺れてしまいたい、堕ちてしまいたい。
普段の私なら絶対に思わないような事が脳裏をよぎった。
大切だから仕舞い込みたい、傍に置きたい。
まるでモノみたいな扱いだ。
だけどそれでも良いんじゃないかと思ってしまった。
脳は完全に甘い甘い中毒に侵されている。
コネシマの私をじっと見つめる目は胸焼けするほど甘く苦く、狂気的な愛で溢れていた。
全身が狂犬によってぐちゃぐちゃに乱される。
kn｢A、堕ちろ。｣
溺れる程の愛に胸が苦しくなり、息が詰まったと同時に意識が遠のく。
薄れゆく視界で見たのは、コネシマとは違う金髪と菫色の瞳だった。
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あまね(プロフ) - やみかんじるすき (9月2日 20時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
バツマルくん大好き(プロフ) - こんな展開になるんですね！初コメ失礼します！ (8月14日 3時) (レス) @page27 id: 7609bdf14d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - d!様ヤンデレ尊い(遺言) (8月13日 12時) (レス) @page24 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - とっても面白いと思います！あともう気付いているかもしれませんが、顔面が画面になっています。ページ二十ーの終わり十五行ら辺です。とても面白いです！これから応援します！次の最新楽しみに待っています！ (8月11日 19時) (レス) @page21 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
役 - 一気読みしました！続きが気になるところ！！！主の性格もＤ！様のヤンヘラ表現も最高です！！！！！ (8月10日 22時) (レス) @page16 id: d3098ec589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見酒 | 作成日時：2023年8月8日 7時
