個性は暴力 ページ29
相手が首目掛けて鎌を振り下ろしたのを狙い、がら空きになった懐に入り込み力いっぱい顔面に拳をめり込ませる。
普段はイメージしない、体を巡る血液を腕に集中する感じで。
そうすれば、何故か個性が発動しあの時に見た淡い刺青のような物が浮かび上がり相手の禍々しい個性を縛り付けるようにし抑えつけた。
それは徐々に相手を弱らせ、遂にらっだぁとか言う奴は私に倒れるように体を預けてくる。
あれ、なんか殴ったら個性発動できちった。
rd｢あ､れ…俺は…｣
｢おぉ、正気に戻ってら。｣
先程の発動状態とは違い、目に生気が宿っているコイツはちゃんと正気に戻ったのだろう。
部屋は酷い有り様で相手も血だらけ。
推測になるがコイツは少しの理性がなんとか止めようと自傷行為でもしたのだろうな。
そんな事を思っていると、静かになり終わったと感じ取ったのか誘拐犯とコンタミさんが入って来た。
rd｢きょー、さん？俺、また暴走してた…？｣
kyo｢無茶して暴走しやがって。俺が聖女連れて来なかったら危なかったで。｣
誘拐犯はらっだぁを私が連れて来られた時と同じように米担ぎすると、どこかへ行ってしまった。
これ私もう帰っていいですかね？
co｢聖女さんありがとうね。急に連れて来られたのに。｣
｢いえ、よく分かりませんけどコンタミさんの役に立てたならそれで。｣
早く帰りたいところだが、コンタミさんは全員でお礼を言いたいから仲間を紹介するとのこと。
コンタミさんからのお願いは断れないので、少し複雑に思いながらも案内される。
そして案内された先には、恐竜？のパーカーを着た人と中性的な顔立ちの方とその人に治療されてるらっだぁが居た。
co｢あの治療してるのがレクラウドね。それで隣のは緑色。それで、｣
rd｢らっだぁです♡ピコン☆｣
co｢煩いのがらっだぁね。｣
｢成程です。｣
緑色とか言う奴は私に興味無いのかずっとらっだぁを盾に距離を置いている。
感謝される雰囲気ではなさそうなので早く帰りたい。
｢あの、私はもう用済みだと思うので帰っても？｣
rd｢んー…1つ、提案してもいい？｣
｢手短にどうぞ。｣
まとめるとらっだぁの提案というのは、私にとっても相手にとっても悪くないものだった。
その内容だが、このままこいつらの国に残らないかと言うものだったのだ。
私はこのままだと自国の政府に飼い殺される。けどこの国ならそれはしないと約束するらしい。
信用はならないが、考える価値はありそうだった。
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あまね(プロフ) - やみかんじるすき (9月2日 20時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
バツマルくん大好き(プロフ) - こんな展開になるんですね！初コメ失礼します！ (8月14日 3時) (レス) @page27 id: 7609bdf14d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - d!様ヤンデレ尊い(遺言) (8月13日 12時) (レス) @page24 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - とっても面白いと思います！あともう気付いているかもしれませんが、顔面が画面になっています。ページ二十ーの終わり十五行ら辺です。とても面白いです！これから応援します！次の最新楽しみに待っています！ (8月11日 19時) (レス) @page21 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
役 - 一気読みしました！続きが気になるところ！！！主の性格もＤ！様のヤンヘラ表現も最高です！！！！！ (8月10日 22時) (レス) @page16 id: d3098ec589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見酒 | 作成日時：2023年8月8日 7時
