我らの総統閣下は腹立つ野郎 ページ42
帰ったら急におかえりー！って言いながらタックルされると思い身構えながら行ったのに案外そんなことは無く、難なく総統室まで来ることが出来た。
ゾムとショッピ君はずっと隣でワクワクしていて少し怖い。声が弾んでるし顔に出てる。
なに？もう国乗っ取ったから私のこと閉じ込めでもするんか？いや流石にそこまでしないか(フラグ)
｢総統閣下。淡島Aです。｣
gr｢入れ。｣
｢失礼します。｣
グルッペンを総統閣下なんて呼び慣れないかと思ったが案外すぐ口に慣れた。あいつ前から素質あったしな。
少し緊張しながらも重たい扉を開ければ、幹部は全員揃っていて一斉にこちらに視線が集まる。
その視線に冷や汗が垂れた。
gr｢久しいな、A。寂しくなかったか？｣
｢はは、ご冗談を。そう言いましても3日でしょうに。｣
gr｢それだけ忙しかったんだ。｣
｢3日で終わらせる仕事の早さに感服いたしますよ。｣
ゾムとショッピ君はすでに自分の席へ着いていて、私もグルッペンへ一言断りを入れてから席に着く。
その間も私から視線が外れることは無かった。
｢前置きはよしましょう。早く本題へ入っていただきたいですね？｣
gr｢まぁ、そう焦るな。お互い疲れているだろう。ゆっくり話そうじゃないか。｣
｢ゆっくり話せる話題とでも？｣
gr｢君にとってそうだと良いんだが。｣
｢残念ながら私にとっては違いますね。｣
中々本題に入らないグルッペンに腹が立つ。
イライラしている私とは逆に彼はずっと楽しそうにほくそ笑んでいるだけ。
今すぐにでもその笑顔を崩したいところである。
｢失礼ながらここに居る皆様は幹部様とお聞きしましたが、そうなると私の立ち位置はどうなるんでしょう？｣
gr｢嗚呼、その事なんだが本来ならコイツらと一緒で幹部になってもらおうと思ってたんだ。が、｣
不自然に言葉を切るグルッペンにデジャブを感じる。
嗚呼、そうだった。前もこんな事があった。
お前が作戦から私を省くと言った時もこんな感じだった。
あの時もお前はそんな風に笑ってたな。
こちらの反応を愉しむような目。
その目を見る度に、私は…
｢亜留間先生が言ったんだよ私に。なんで前までお前らから逃げようとか言ってたのに、未だに一緒に居るんだって。｣
gr｢なんて答えたんだ？｣
｢私はな、ヤンデレなんて大っ嫌いですよ！て言ったんだ。でもよ、その後もよくよく考えたんだ。｣
もったいぶるように焦らして話す。
それでも彼の笑みは崩れない。
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あまね(プロフ) - やみかんじるすき (9月2日 20時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
バツマルくん大好き(プロフ) - こんな展開になるんですね！初コメ失礼します！ (8月14日 3時) (レス) @page27 id: 7609bdf14d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - d!様ヤンデレ尊い(遺言) (8月13日 12時) (レス) @page24 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - とっても面白いと思います！あともう気付いているかもしれませんが、顔面が画面になっています。ページ二十ーの終わり十五行ら辺です。とても面白いです！これから応援します！次の最新楽しみに待っています！ (8月11日 19時) (レス) @page21 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
役 - 一気読みしました！続きが気になるところ！！！主の性格もＤ！様のヤンヘラ表現も最高です！！！！！ (8月10日 22時) (レス) @page16 id: d3098ec589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見酒 | 作成日時：2023年8月8日 7時
