【番外編】Halloween２ ページ45
グルッペンは首輪で隠れる所に吸血鬼のように吸い付いてきた。
急な悪戯に驚いたが私の代わりにトントンとひとらんが怒ってくれたので許しはしないが見逃してやる。
まだ吸いつかれた所はじんわりと熱を持ち意識してしまう。
そして結局、トントンはお菓子をくれてひとらんはカボチャでお菓子を作ってくれたのでグルッペンには悪戯を。
眼鏡を黒く塗りつぶしてやった。
｢よぉ、生意気な後輩共ォ！とりっくおあとりーと！｣
談話室のドアも元気よく蹴破れば、後輩組は机にお菓子を広げ私を差し置いて楽しんでる最中だった。
kn｢なんやその格好…｣
ut｢もっと良い仮装無かったんか？｣
sho｢それで仮装とか舐めとるやろ。｣
rb｢俺は可愛いと思うけどなぁ。｣
またもや仮装をボロくそに言われるがロボロ君だけ褒めてくれた。
ヤンデレでもロボロ君は良い後輩だ。
ut｢先輩に悪戯要求したらえらいことになりそうやから大人しく渡しとくわ。｣
｢賢明な判断だな。｣
rb｢トントンとかにはもう貰ったんですか？｣
｢グルッペンは持ってなかったから眼鏡を黒く塗りつぶした。｣
sho｢なんでそれを早く言わないんや見てくる。｣
後輩組は意外にもすんなり渡してくれ、重たくなってくるバケツに笑顔になる。
そしてこちらも悪戯orお菓子をされたので快く配った。
kn｢もっと良いもんないんか。｣
｢贅沢言うな食べるぞ。｣
ut｢シッマが先輩に食べられる！！｣
｢お菓子の方だ馬鹿！！｣
贅沢言う後輩にキレていれば、黙っていたロボロ君が不意に口を開いた。
rb｢僕毎日頑張ってるんでもっと何かくださいよ。｣
｢確かにロボロ君は特に頑張ってるな…｣
sho｢なんや依怙贔屓か！？｣
筋トレなども人一倍頑張ってる彼。
確かにもっと何かご褒美を上げた方が良いのかもしれない。
｢少し失礼するね。｣
rb｢？はい。｣
ロボロ君の前に立って少し顔を近づける。
雑面で表情は見えないが嫌がってないのを願って優しく頭を撫でれば、息を飲んだのが伝わった。
｢君はちゃんと自己管理もして周りの事もよく見れてる。素直に尊敬するよ。今日は甘い物たくさん食べて息抜きしな。｣
子供に言い聞かせるようにして言えば、彼は雑面越しでも分かる程顔を赤らめて照れてしまった。
可愛い奴め！
ut｢先輩俺には！？｣
kn｢流石に不平等やぞ。｣
sho｢たまにはええやんか！｣
｢なら日頃から頑張れ馬鹿。｣
【番外編】Halloween3→←【番外編】Halloween
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 777人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - やみかんじるすき (9月2日 20時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
バツマルくん大好き(プロフ) - こんな展開になるんですね！初コメ失礼します！ (8月14日 3時) (レス) @page27 id: 7609bdf14d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - d!様ヤンデレ尊い(遺言) (8月13日 12時) (レス) @page24 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - とっても面白いと思います！あともう気付いているかもしれませんが、顔面が画面になっています。ページ二十ーの終わり十五行ら辺です。とても面白いです！これから応援します！次の最新楽しみに待っています！ (8月11日 19時) (レス) @page21 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
役 - 一気読みしました！続きが気になるところ！！！主の性格もＤ！様のヤンヘラ表現も最高です！！！！！ (8月10日 22時) (レス) @page16 id: d3098ec589 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月見酒 | 作成日時：2023年8月8日 7時
