太陽を映す者 ページ10
彼がこのことを言うのはヒロインこと、リア・アイシェルに対してではないのか…？
それに彼は一頭警戒心が高く、強いはず。
初めて会った、しかも武器を手入れするような物騒な少女に話すだろうか。
あぁ、そうだった。彼は、今＿＿幼い子供だ。
私が7歳であるなら彼は6歳だろう。
彼には話を聞いてあげる相手が必要で、でも聞いてくれる人が今まで居なかった。
尚のこと聞いてやる人間が必要なのだ。
『…えぇ、そうでしょうね、最初の貴方の身なりを見れば位の高い東国の人間だなんてすぐわかるわ』
kn「ははw、…そっか…気づいててんな…」
『…だからと言って、どうもしないわ。後は貴方の好きにすればいいと、私は思っている。
…それに、助けた手前、少しくらいなら協力してあげるわ。
だから、
自分の自由は自分で選択しなさい』
kn「なっ……っちゅうかお前お人好しすぎん？？それに俺が一方的に名前知っとるだけの赤の他人やで？？俺ら…。それに、逃げてきた理由とか…聞かへんの…？」
『貴方が逃げてきた理由を私に言って、それでスッキリするのなら言えばいい。貴方に言う気がないのなら私は聞かない。……そもそもでこうして話しているのに私達は赤の他人なの？
それとも名前をお互い知っていれば知り合いになれるのかしら？なら名乗りましょう、私はA・クロイツァー。よろしく、名も知らぬ貴方？』
怒涛のマシンガントークを繰り広げればコネシマは驚いたのか黙り、次の瞬間大口を開けて笑いだした。
『な、何よ…』
kn「ふふふwww、決めた！！！お前が俺の事、雇ってや。ここで」
『……はぁ！？！？』
kn「ア"ーハッハッハ！！wwそんな声出せたんやな！お前！！ww」
『う、うるさいわね！…っというか貴方はそれでいいの…？雇うんじゃなくて養子でもいいのよ…？決めるのはお父様だけれど…』
彼は、コネシマは、太陽を零すように笑って＿＿
「身分が欲しいんやないねん。
…何も要らんから、傍に置いてや」
そう言った。
『…わかったわ。
貴方がそれを望むのなら私が貴方を雇う。名前を教えてくれるかしら？』
kn「…俺に名前は無い。ただ仲間内では捏島って呼ばれとったわ」
『……そうね。
貴方は今日から" コネシマ・レントリヒ "よ
私の専属執事として、これから私に力を貸して』
kn「命令やないのがAらしいなw、…勿論、お前に協力する。これからよろしゅうな！」
少年少女は手を取りあった。
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ゆう(プロフ) - 主人公のひとつひとつの言葉遣いに品性を感じ、別世界に行けるような感覚で楽しませてもらっています。お忙しい中更新いただきありがとうございます！無理のない範囲で、作者様のペースですすめていってください！ (9月10日 2時) (
レス) @page29 id: a3f3849aaa (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 夢主が可愛すぎて辛いです()本当に読めやすくて話も面白いです！ (9月5日 9時) (レス) @page28 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
絲縫。(プロフ) - 滅茶苦茶好きです。すごく綺麗に話が綴られているので凄く読みやすくてあっという間に読めました。これからも応援しています。 (9月4日 21時) (レス) @page28 id: 3aa2c2a23c (このIDを非表示/違反報告)
シオンはアムルガムの派生(？) - drさんがここぞみたいな所で自分の嫁！って主張してるのがかわいくて好きです！！！応援してます！！初コメ失礼しましたー！！！ (9月4日 18時) (レス) @page28 id: da22832432 (このIDを非表示/違反報告)
アホの子(プロフ) - りぃるさん» ああありがとうございます…！！！嬉しいお言葉すぎるｯｯｯ…！！！！(涙) (9月4日 16時) (レス) id: 149963b40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アホの子 | 作成日時：2023年8月22日 1時
