新しい幹部はえ！？まさかの女！？2【wrwrd】

決闘 ページ44

Aside

rb「それでは…スタート！！！」

一歩ずつ

相手の視線、動作を見ながら間合いを詰める

何が出てくる？

何をしてくる？

感情の昂りが抑えられない

我が祖国の為に戦うのでもなく

我が愛しの総統閣下の為に戦うのでもなく

強くなる為に戦う訳でもない

無意味な命を賭けた戦いは自由でいい

目的が相手を殺すのみだからな

飛んできた平手打ち

は？何故平手打ちなんだ？

腕でガードしつつ相手の腹に一発加える

お！これは肋いったぞ！

ん？なんだ？

ガードした腕に妙な痛みが走る

相手の手を確認すると無数の針が

毒か麻痺かそこらだろうな

渾身の一撃でありこれこそが秘策だったのだろうが残念だな

私には毒が効きづらい

しかも攻撃をする代償に腹を一発殴られ、その一発でこんなざまで

相手が悪かったようだ

間合いを取った相手に向かい走る

私が難なく動けていることに驚いたようで口を開けて突っ立っている

you「空いた口を閉じろ！!」

思いっきりアッパーを喰らわす

ガードが間に合わず後ろに倒れる相手の腹に踵を下ろす

肋が既に折れてるからか血を吐く相手を拘束する

you「お前に家族は居るか？母は？父は？嫁は？子供は？金はどれだけある？地位はなんだ？部下はいるか？今まで積み上げてきたものはなんだ？」

まだ動けるようで足で背中を蹴ろうとしたがそれを踏み付ける

こいつ足にも針があるのか

you「お前の持つもの全てをお前は勝手に賭けたんだ。その重みがわかるか？分からないだろうな…命の重みも分からない奴が軍人になるな」

「だず…げ…」

you「最後に命の重さを教えてやる。お前が賭けた命の重さを」

首をゆっくりと絞める

you「なんてな」

無意味な殺生はしない主義だからな！

は？

飛んでくる銃弾

危な！？

なんだ！？

上を見ると銃を持った奴が周りの人に取り押さえられている

意地でも私を殺す気だったんだな

ふと眠気に襲われる

あぁ…あれは睡眠薬だったのか

決闘がメインでなく寝たところを狙撃で確実に殺すつもりだったのか

今寝るのはまずいな

まだ狙撃手がいるかもしれない

gr「寝ていいゾ」

you「助かる」

ばさっとマントをたなびかせながら降りてきたグルッペンに横抱きにされる

おやすみ

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