弐 ページ10
「女王様！？」
「お待ち下さい！！！」
「A様！！！」
なんだ？
異様に外が騒がしい
外に出て走っている兵士を止めて
gr「何が起こっている？」
と事情を聞く
「A様が馬に乗って何処かへ走り出してしまって」
指の指す方を見ると颯爽と駆けるAさんの姿が
なんだそれだけか…
大変なことになってなくて安心した
きっと訓練か散歩をしたいのだろう
gr「Aさんは馬を非常に上手く扱う方だ。心配は必要ない」
しかし何処に行くか気になるな
馬に乗ってAさんを追いかけようとする兵士を止める
gr「すまん、降りてくれ」
困惑する兵士を降りさせその馬に飛び乗った
gr「仕事に戻ってくれ！」
Aさんを追いかける
こんなに走らせたのは久しぶりだな
後ろからの馬の音に気付いたらしく後ろをちらっと見て
you「グルッペンさん！馬はやはり気持ちがいいな！」
楽しそうな声でそう言った
gr「ドレスで乗るなんて危ないゾ」
you「すまない…部屋から美しい馬が見えたので我慢出来なかった」
少しお転婆な妻だがそこもまた良いな
いやそこが良いのか
最高だ
you「一緒に馬で走れる旦那様を見つけられて幸せだ」
gr「俺もだよ」
こんな美しく趣味の合うお姫様と結婚できるなど思っていなかった
俺は本当に幸せ者だな
そう思いつつ前を走るAさんを見る
長い髪を靡かせ颯爽と駆ける勇ましく美しい姿に修羅姫と呼ばれる所以が垣間見える
本当に美しい方だ
彼女に睨み殺されるなら本望であると思う程に
tn「待て！！！グルッペン！Aさん！」
どこから聞きつけたのかトントンが鬼の形相でこちらを追っている
誰だチクった奴
you「スピード落として、右に曲がる」
近付けてから急な方向転換をして巻くつもりか
わざとスピードを落としトントンを近付ける
you「3、2、1」
Aさんの合図に合わせ右へ曲がる
tn「は！？」
追いつく為にスピードをかなり出していたトントンはこの右折に追い付けず馬がバランスを崩し減速する
こうなったらもう追い付けまい
gr「流石軍姫殿」
you「急な指示に対応出来るグルッペンさんも流石だ」
2人で笑い合い草原を駆ける
you「着いた」
到着したのは花畑
you「ここにグルッペンさんと来てみたかったのだ」
gr「次はサンドイッチでも持って来よう」
you「サンドイッチを持って休暇に来たら完璧だな」
gr「そうだな」
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あまね(プロフ) - もはやこれの長編みたい (8月24日 22時) (
レス) @page11 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぇ…まって性癖どストライクなんだが、、、主様神です？神ですね！めっちゃ好きです！この作品見れてﾖｶｯﾀ… (8月13日 3時) (レス) @page11 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
柚衣 - え？神作なんだが？めっちゃ好きです！更新頑張ってください(^∇^) (2022年2月15日 21時) (レス) @page9 id: a954c39e8d (このIDを非表示/違反報告)
ベルギーチョコ(プロフ) - 殿堂入りおめでとうございます…!!めちゃくちゃ好きです。改めて完結、殿堂入りおめでとうございます(*´ω｀*) (2022年2月10日 16時) (レス) @page9 id: dabcd84e79 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - どちゃすこという下の方の意見に激しく同意します。どちゃくそすきです。 (2022年1月31日 17時) (レス) @page7 id: 65d7101284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕兎
| 作成日時：2022年1月29日 16時
