夢現 ページ14
ガタッ―――ﾊﾞﾀﾝ…
「……ん゙〜…?朝か…」
あーAの家…もう起きたんかなA
にしてはすげぇ暴れてるみたいな音立ててたけど
時計を見た。朝の6時
早いななんか…
うがいでもするか
今から二度寝は遅刻するしな、もう起きます。
「くぁ〜………眠…――――え、A…?」
洗面所で壁にもたれかかって床に座り込んでいる。
少し息も上げていた
「どっどうしたんやA?何が――――」
Aと視線を合わせるようにしゃがみこんだ。
顔色がびっくりするくらい悪い。
とりあえず しんどそうやったから頭をいつものように撫でてみる
「大丈夫…?」
『…――うぁ…ぞ、ゾム……っ』
「えっ?…え??」
いきなり抱きついてきて、泣き始めた
オレの次はA??
オレの胸に蹲って、子供のように声を上げて泣いとる。
Aの初めて見る姿に動揺した
パニック発作のようで不安が募る
嗚咽を上げるAの声が洗面所に響く。
止め処なく流れるAの涙を拭いながら、
落ち着けるように背中を擦った
『ゾム…い、いやッ死なないで…』
「し――…い、生きとるよ、大丈夫や」
オレが見た夢を思い出した
Aが拉致られて、
オレ剣刺されて死んだっけ
同じ夢でも見た…?
ならAは拉致られてオレの死を見たってことか
……いや、そんなわけ。
「ゆ、夢?」
『うん……』
「…ぎゅってして。ほら、生きとるから」
『…うん……っ』
殺されるのは怖かった。
Aを男2人から守った時もきっと。
あの時は怒りで我を忘れてただけ。
でもAをなくしてしまうことが、何よりも怖かった
一昨日からの雨も止んでいる
『……ごめん…』
「落ちついた?」
『うん』
「よかった」
Aと一緒に立ち上がった
『あ…忘れてた…』
洗面台に手を伸ばし蛇口から水を出す。
水ではないけど透明な何かを流していた
「…胃液?」
『ごめん、吐いちゃったから』
謝らんでええやん
Aは何も悪くないのに
「白湯でも持って来るわ」
『ありがと…』
「今日学校行く?」
『吐いただけだよ』
「じゃあ休むか…」
『ボクと休みたいだけでしょ』
バレた?
いや、無理に行かんでもええと思うけどな
外に出たけど、なかなか冷える時期になったなぁ…
『さむ…』
「おっ手袋片方貸すで!」
『どこのラブコメだ…空いた手は繋ごうね〜でしょ』
「もち」
「おはよーございまーす」
教室まで2人で歩いた。
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天然記念ゴミ(プロフ) - あの、さっきのやつ見た人は何も無かったことにして目を閉じてください。はい (4月27日 10時) (
レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
もっぺぺ - ピピャァ...！夢主ちゃんとzmさんどっちも可愛いしストーリーもしっかりしていて面白いです！絵もめちゃ好みです！頑張って下さい！ (3月28日 9時) (レス) @page22 id: 03f74e1edc (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - 圧 倒 的 て え て え (3月27日 15時) (レス) @page22 id: ac293fa2a7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - どうも‥垢は違うけど名無していう名前の名無しです！もうっ本当に好きっ！プチ修羅場‥想像はなんとなくつきますね。ハハッ（） (3月4日 22時) (レス) id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
アスカミ - っっあ゛ぁ…！！(夢主とzmの可愛さに貫かれた私の叫び声)ありがとうございます(？) (3月4日 21時) (レス) @page21 id: 6edaad17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2023年12月5日 12時
