最悪な奇跡 ページ6
イヤや……
何が“イヤ”なんだろう?
zm「っ――…A、なぁイヤや…―ズ、ゔっ オレぇ……」
『うん、離れないよ。せ、先生これは…』
本人がとても話せる状態じゃないから、事情を知っているであろうムルムル先生に聞いた
「……結構キツイ、そのー…夢を見たそうなんだ」
『夢…?』
「まぁ細かいことは…彼が落ち着くまで」
『――そうですね』
ゾムの背中を撫でながら帰ろうと促す。
半分わかっていたことだけど「Aん家一緒に行きたい…」と――しょうがない、泊まるなり好きにしていいよ
何せ、昨日まで元気MAXだったゾムがいきなりこんなになったから動揺が隠せない。
『ゾム…飛べないよこれじゃ』
zm「……んゃ…」
歩いて帰ることになるのか…微妙に遠いし、
昨日から雨も降ってるからツライなぁ
無理矢理引き剥がすのもできないからこのまま帰路につく。
まあこの状態だと当然視線を集めてしまう。
『帰るまで手だけじゃダメ…?』
zm「……わかった」
ゾムに似合わない弱々しい声…
手を繋ぐだけとは言ったけど、恋人繋ぎでもう一方の腕もボクの右腕にしっかりしがみついている。
尻尾も腰に絡みついていて…どれだけ離れたくないんだ
家に着いて玄関に入るなり、いきなり腕を離して飛びついてくる
勢い余って壁に頭部をぶつけてしまった。そこまで強くはなかったけど、痛いっちゃ痛いし ゾムも打ったはず。
『いったぁ……ゾム ねぇ、ちょっと』
「――どこにも行かんといてや……」
『行か、ないよ、?今帰ってきたじゃん』
「そうじゃない……」
身動きがとれるようにしたい。玄関だと寒いし、部屋入ってゆっくりしてもらおう。
部屋行こうと言ってみても動きそうにないのでボクが引きずる感じで移動した。
『…何があったかわかんないけどさ、全部忘れてゴロゴロしようよ』
「うん…ごめんな…」
ゾムは、だいぶ前ボクにくれた念子のぬいぐるみを抱いて ベッドにゴロンと転がった。
何しよう…明日も学校だし課題やんないと
それとゾムが話してくれたら嬉しいかもなぁ…なんて。
「…なぁ」
ボクも聞きたくない名前を、数年ぶりに聞くことになるとは思わなかったし。
ゾムがその存在を知っていることにも驚いた。
それが夢なら…本当に最悪な奇跡としか言いようがない。
『どーした?側にいたほうがいいよね』
「うんありがと……あのさぁ、」
「――“ヘルシャー”って名前聞いたことある…?」
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天然記念ゴミ(プロフ) - あの、さっきのやつ見た人は何も無かったことにして目を閉じてください。はい (4月27日 10時) (
レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
もっぺぺ - ピピャァ...！夢主ちゃんとzmさんどっちも可愛いしストーリーもしっかりしていて面白いです！絵もめちゃ好みです！頑張って下さい！ (3月28日 9時) (レス) @page22 id: 03f74e1edc (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - 圧 倒 的 て え て え (3月27日 15時) (レス) @page22 id: ac293fa2a7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - どうも‥垢は違うけど名無していう名前の名無しです！もうっ本当に好きっ！プチ修羅場‥想像はなんとなくつきますね。ハハッ（） (3月4日 22時) (レス) id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
アスカミ - っっあ゛ぁ…！！(夢主とzmの可愛さに貫かれた私の叫び声)ありがとうございます(？) (3月4日 21時) (レス) @page21 id: 6edaad17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2023年12月5日 12時
