女子軍学校生伝記【wrwrd】 (ページ6)

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優強ページ6

ひとらんらんside

you「…」

最近女の子がよく来る

目が合ったらすぐ逃げちゃうんだけど

誰かの子供かな？

そんなことを考えていると

「うわぁ！！！」

突然悲鳴が聞こえる

悲鳴が上がった方向へ駆け寄る

you「…」

男が転がって伸びていた

え！？

ht「何してるの！？」

you「こいつ踏んでた」

踏み荒らされた花壇

ht「き、君が投げたの？」

無言で頷く女の子

ht「もしかしてAちゃん？」

また無言で頷くAちゃん

あのグルちゃんが言ってた子か

「きゃぁぁああ！！！」

また突然悲鳴が聞こえる

今度は何！？

声が聞こえた方に目をやると一匹の馬が脱走しメイドに向かって物凄いスピードで走っている

俺が止めるより先にAちゃんが馬の前に出た

you「待て」

物凄いスピードで走っていた馬はAちゃんの声に反応してかピタリと止まった

馬は怯えているようで足がもつれ崩れる様に倒れてしまった

you「いい子」

馬を撫でて褒めるAちゃん

you「ごめんね。いい子いい子」

すると安心したように寝た

凄い…

威圧と安心を与えるのが上手い

まるで動物使いみたいだ

ht「どこで覚えたの？」

you「うーん…わかんない。この子頼んでいい？」

ht「うん。任せて」

you「ありがと」

そう言って走り去ってしまった

凄い子だったな…

流石グルちゃんに気に入られた子だな

きっと優しくて強い軍人になるだろうな